今日、知らない床屋さん入った。俺は坊主だしね、あまりどこで刈ろうが気にしない。それよりも久しぶりに床屋で髭を剃りたかったのだ
床屋さんの店主は85歳のおばあちゃん。話が弾む。戦前戦時中戦後、面白い昔話が楽しい。仕事してる人って若い。「また来てくださいね」だってさ
でもね、ある一瞬。その一瞬ってのはね、カミソリが首元にきた、その一瞬。
あれっそういえば、おばあちゃん85歳でしたっけってね、私の頭をよぎったその思いが、心の臓でね、少し、脈乱れ、を起こした
プルプル。振動が刃先まで。プルプル。僕は一切動いてはいけない
良い日
三千円渡し
そして明日が来る
