いただいたカメラ。ロスアンジェルスオリンピック記念のキャップがついている。その時から何年経ったんだろう。
中を開けて見れば、モールがボロボロで、光が漏れてしまう。だから調べてモールの張り替え方やらを学ぶ。レンズの汚れ落とし方法やらも調べた。
この道具を直すという事が目的じゃないが、楽しくなった。おそらく、このカメラをまた使うという事を楽しみにしているんだ。
でもだよ。世の中には今、デジタルカメラがある。撮った写真はすぐにビューアーで確認もできる。フィルム代も現像代もいらない。
だから。。。なぜ自分はワクワクするのかとちゃんと考えてみようと思った。俺にはレトロのカメラが好きな理由もないからね。そして、カメラが欲しいならば、もっと「便利」な道具は山ほど他にもあるんだからね。
ちゃんと答えがある。
光が漏れてしまうかもしれないカメラ、俺のマニュアル扱いが下手でうまく取れないカメラ、が、俺らしいのだよ。俺のように不器用で、いつも何かが足りてない、そんなカメラが何かを一生懸命「記憶」しようとする姿勢が愛おしい。そんなカメラでとった写真を感じてみたい。そう感じた俺が使ったカメラは本当に「俺の目の記録」になりえるかもしれない。そんな問いかけ、それが目的。だから自分の目の記録にしたいことを撮るんだと思う。
先日初めて36枚白黒を撮り終えてみた。現像には時間がかかる。2週間もかかる。お金もかかる。
それでいい。おれはおれの目的を知っていて、おれはその目的のための道具をもっている。目的と道具のマッチアップがいい。これでいい
