元来怒りやすい方ではないんです。でも家族や仲間とかに関わることだと、突飛な行動をとってしまいます。それは公共の場、外国、国内、あまり関係ないようです。アメリカでは娘が生まれてからはとくに、娘の容姿のことや文化のことを無意味に言われる頻度が多くなり、アメリカ人はほとんど敵だとおもっていました。そんな時期がありました。
娘の誕生日に子供向けの劇を見に行ったんです。子供向けの劇で、演者さんが直接観客の子供に話しかけたりと、かなりインタラクティブ。1時間半の時間も、だれずに進みます。観客の子供達がしゃべっていてもきにならない舞台の配置だったりしました。楽しかったです。
終始私は分かりにくいところは娘のために通訳していました。
さぁそこで問題が起こりました。我々家族3人の隣に座っていた60歳くらいの奴が「うるさい!」とだけ、急に私に言ってきたのです。(もちろんまわりの子供はベチャベチャしゃべています)私は娘にちゃんと説明しなければいけなかったので「あ、おー、ごめんな」といって、いなしました。
そのあと、なんとなく「あれ?こいつなんでおれらだけに言うんだ?英語だからか?なぜ、うるさい!、なんて不躾な事を他人に、いきなり言うのだろう」と沸々思うのです。。。
通常の私ですと、俺の外国人家族だけをターゲットにした人種差別野郎は敵だなと判断した瞬間、突飛な行動をおこします。
その日は、少し息を整え、考えました。「こいつは人種差別主義者で、おれのことも外人と思ったのだろう、うるさい外人に「うるさい!」といってやった!ってことで悦にはいったのだろう。これ以上このキチガイとコミュニケーションをすることの意味はない。怒ったら今日の娘の楽しい誕生日のイベントより楽しい日になるようには思えない。そうか、じゃガン無視だな」と建設的に自己理解しました、そして引き続き、娘に通訳をしました。
そしてそのキチガイは、劇が終了するやいなや、でかい図体で、ダッシュで逃げていきました。なにか感じたのでしょうね。滑稽でした。
私は、そのあともとてもいい時間を家族と過ごしました。
そうですね、こんな対応できたのは初めてかもしれない。私は私のことを少し誇らしげに思いました。
